※以前用いていた計算式では平均利回りの値が正しくないようでしたので修正しました。申し訳ありません。
代表的な指数であるS&P500指数の平均利回りは7%程度だと言われています。

平均利回り7%程度というのはかなり高い数字です!
さすがS&P500といったところだね!

僕は現在、レバナスの運用益が良いと感じているのでレバナス全力投資をしていますが、では実際のレバナス平均利回りはどのくらいになるのでしょうか?
今回はこのレバナスの平均利回りを求めてみようと思います!
平均利回りを求めるにあたって、CAGR(年間総成長率)を使用します。
CAGRは投資後の利益が再投資される前提として、時間の経過と共に成長する平均率になります。
この成長する平均率を今回は平均利回りとしていきます!
レバナス設定来の平均利回り
設定来とは投資信託が運用開始された時からの平均利回りになります。
レバナスが設定されたのは2018/10/19になるので、今回は以下の条件でレバナス設定来の平均利回りを求めます。
- 該当期間は 2018/10/19~2021/08/31 とする
- 2018/10/19の基準価額は10000円
- 2021/08/31の基準価額は38481円
この数値から設定来のレバナスの大体の平均利回りを求めると約60.01%となります。
S&P500指数の平均利回りが約7%程度だと言われていますが、それと比べるとどれだけ高い数値かが分かると思います。

S&P500でもかなり高い部類なのに、レバナスはとんでもない平均利回りということが分かります!
ただし、これは設定来の平均利回りで期間は3年とありません。
たまたま調子が良いときが切り取られているかもしれないので、信憑性はまだまだ低いです。
もっと掘り下げてみよう!

レバナス直近10年の平均利回り
今度は直近10年まで期間を伸ばして平均利回りを見ていきましょう!
スタートは2011年1月3日からとします。
レバナスは設定日が2018年で2011年からのデータがありませんので、NASDAQ100指数の日々の値動きの2倍になるように作成したオリジナルのレバナス仮チャートを使用します。
もちろん信託報酬(0.99%)や隠れコスト(0.18%)も考慮したチャートになります。(楽天レバナスは信託報酬0.77%と安いですが、今回はiFreeレバナスで想定)
流石に完全に一致は難しいですが、だいたいこのくらいになると思います。
2011/01/03の基準価額を10000円と設定してスタートしたレバナス仮チャートが以下になります。

上記から以下のような条件となります。
- 該当期間は 2011/01/03~2021/08/31 とする
- 2011/01/03の基準価額は10000円
- 2021/08/31の基準価額は275717円
この数値から直近10年のレバナスの大体の平均利回りを求めると約36.50%となります。
10年という期間で見てもS&P500指数の平均利回り7%程度と比べるとまたまたとんでもない高さだということが分かります。

設定来よりは低くなりましたが、平均利回り36%もすごく高い数字です!
しかしレバナスは直近10年は基本的に調子のよかった期間なので、 10年のデータでもまだ安心できないという意見もあると思います。
もっと深堀りしていくよ!

レバナス直近20年の平均利回り
それでは直近20年まで期間を伸ばして平均利回りを見てみます!
スタートは2000年1月3日からとします。
レバナスは設定日が2018年で2000年からのデータがありませんので、こちらもNASDAQ100指数の日々の値動きの2倍になるように作成したオリジナルのレバナス仮チャートを使用します。
先程と同じく、信託報酬(0.99%)や隠れコスト(0.18%)も考慮します。
2000/01/03の基準価額を10000円と設定してスタートしたレバナス仮チャートが以下になります。

上記から以下のような条件となります。
- 該当期間は 2000/01/03~2021/08/31 とする
- 2000/01/03の基準価額は10000円
- 2021/08/31の基準価額は23779円
この数値から直近20年のレバナスの大体の平均利回りを求めると約4.08%となります。
直近20年まで見るとS&P500指数の平均利回り7%程度よりも低くなるという結果になりました。

20年までさかのぼるとS&P500の方が平均利回りは高くなるんだね!
過去20年でみるとレバナスの平均利回りが大きく下がった理由は、2000年~2001年頃に起こったITバブル崩壊によるものです。
ハイテク企業を多く含むNASDAQ100、それにレバレッジをかけているレバナスは特に大きなダメージを負うことになりました。
⇒ITバブル崩壊がレバナスに与えた影響と対策。再来の可能性は?【レバレッジNASDAQ100】
その影響が大きく、ITバブル崩壊の期間を含めるとレバナスの平均利回りは大きく下がってしまうということになります。
それでもレバナスはなんとか4%程度の平均利回りを出しているよ!

逆にITバブル崩壊の影響を受けても、平均利回り7%程度を維持しているS&P500の強さが見えてくる結果となりました!
レバナス平均利回りのまとめ
レバナスの平均利回りをまとめると
設定来 : 60.01%
直近10年: 36.50%
直近20年: 4.08%
という結果になりました。
直近20年でみるとITバブル崩壊の影響で大きく平均利回りを下げていますが、直近10年より短いスパンではかなり高い水準になっています。
やはりITバブル崩壊がレバナスにとって大きなポイントになりそうです。

ITバブル崩壊のような出来事がまた起こるかも!?と考えている方はレバナスへの投資はやめて、S&P500への投資をした方がいいと思います!
僕自身はITバブル崩壊はまだ来ないと思っているので、引き続き全力でレバナスへ投資するスタンスを続けていきます!
実際に10年と20年で積み立てシミュレーションをしてみた結果、レバナスと積立投資の相性は良さそうだという事も分かっていますので、レバナスは暴落してもしっかりと積立をしていくことが重要だと考えます。