投資をするには投資対象について知っておくことが大切です!
これからレバナスに投資しようかと考えている方のために、レバナスとはどのような投資信託なのかをまとめていきます。
・レバナスとは
・レバナスの特徴
・レバナスのメリット、デメリット
レバナスへの投資を考えているのであらば、レバナスについて理解を深めてから検討するようにしましょう!

リスクとリターンをしっかりと知っておこう!
レバナスとは
レバナスは略称で
「iFreeレバレッジNASDAQ100」
「楽天レバレッジNASDAQ100」
の上記の2つの投資信託の事を指します。
「iFreeレバレッジ NASDAQ100」は大和アセットマネジメントから、「楽天レバレッジ NASDAQ100」は楽天から設定されている投資信託になります。
現在レバナスと言えば、「iFreeレバレッジ NASDAQ100」と「楽天レバレッジ NASDAQ100」の2種類存在するということです!
どちらのレバナスもNASDAQ100指数に2倍のレバレッジをかけている投資信託になります。
2種類あるけど中身をみると同じということだね!

NASDAQ100指数はナスダックに上場する、金融銘柄を除く、時価総額上位100銘柄から算出される株価指数の事です。
NASDAQ100指数に含まれる企業はよく耳にする企業も多く(アップル、マイクロソフト、Amazon、フェイスブック、アルファベット(Google)などなど)、ハイテク関連企業が多く組み込まれている特徴があります。
「iFreeレバレッジ NASDAQ100」と「楽天レバレッジ NASDAQ100」の違い
レバナスは「iFreeレバレッジNASDAQ100」と「楽天レバレッジNASDAQ100」の2種類あると言いましたが、厳密に言えばこの2つには違いがあります。
「iFreeレバレッジ NASDAQ100」と「楽天レバレッジ NASDAQ100」の違いについては、以下の記事にまとめているので詳しくはこちらを参考にしてみてください。
⇒【乗り換え?】楽天レバナス登場!大和iFreeと比較【レバレッジNASDAQ100】

大きな違いは信託報酬!それ以外はほとんど同じ!
レバナスの特徴
レバナスの特徴を一言で表すとハイリスクハイリターンです。
レバナスは大きなリターンを期待できますが、その分リスクも大きいと言われます。
ただし、リスクが大きいと言ってもしっかりとレバナスを知って行動すれば、大きなリターンの方が期待できると考えます!
イチかバチかの勝負というわけではないよ!

逆にレバナスのことをよく知らない状態でスタートしてしまうと、大損で退場することに繋がりかねません。
ハイリスクと言われている理由の一つとして、このレバナスのことを理解せずにスタートしてしまって、間違った行動により損をしてしまう人が多いことが挙げられます。
そうならないためにもレバナスのメリット、デメリットについて理解しておくことが重要です!
レバナスのメリット、デメリット
メリット
NASDAQ100指数の伸びが凄まじい
これが一番のメリットです。
2010年からのS&P500、NASDAQ100、レバナスのチャートを見てみます。(2010年からのレバナスチャートはないのでNASDAQ100指数のチャートから作成)

S&P500に比べるとNASDAQ100の伸びは素晴らしいですが、そのNASDAQ100にレバレッジをかけたレバナスはとんでもない伸びを見せています。
これはあくまで過去のデータですが、今後も同様か少し伸びが落ちたとしても大きなリターンが期待できます!
現代はIT無しでは生活できないレベルになっており、ハイテク株を多く含むNASDAQ100はそれに従って今後も伸びていく分野だと思っています。

これからも伸び続けていくだろう企業がNASDAQ100指数には多く含まれていると考えているよ!
投資の知識や企業の分析能力は必要ない
レバナスは個別株のように企業の情報を詳しく確認したり、分析する必要はほとんどありません。
ただ毎月しっかりレバナスを購入して積み立てていけばよいだけなので、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などといった知識は不要です。
もちろん知識があるに越したことはないのですが、それよりも毎月しっかりと積み立てていく習慣があれば知識がなくても問題ありません!
積立を行うだけでOK!例え基準価額が低くなっても積立を辞めない事が重要!

追証がない
レバレッジと聞くと追証を考える方もいると思います。
レバナスには追証はなく、基準価額の下落という形で反映されます。
⇒レバナスで追証は発生する?借金の可能性は?【レバレッジNASDAQ100】
手元の資産を拘束される心配も、追加で資金を入れないとロスカットされるという心配もいりません。
レバレッジと聞けば借金までする可能性があると思うかもしれませんが、レバナスであれば例え万が一どんなに最悪でも借金をしてでもお金を入れなければいけないという状態にはなりません。
下落時にはバーゲンセールだと思って余剰資金でどんどん気軽に買い増ししていけるのは精神的にも安心です!
デメリット
ITバブル崩壊のような出来事が起こると繰上償還の可能性がある
以下のチャートは2000年~2010年の S&P500、NASDAQ100、レバナスのチャートです。

チャートの始まりの方はITバブルでレバナスは大きく伸びていますが、その後のITバブル崩壊と共にハイテク企業を多く含むNASDAQ100指数は大暴落し、それにレバレッジをかけているレバナスはそれ以上に大きく下がり、10年かけても回復できていません。
もし、これからもITバブル崩壊のような出来事が起こってしまうとこのようなことが起きかねません。

もしITバブル崩壊のような暴落があると考えているならレバナス投資はやめておこう!
僕個人の考えとしてはITバブル崩壊のような出来事が起こる可能性は低いと考えていますが、ここは自己責任での判断となります。
⇒ITバブル崩壊がレバナスに与えた影響と対策。再来の可能性は?【レバレッジNASDAQ100】
ITバブル崩壊レベルの暴落があった場合は繰上償還されてしまう可能性が大きいので、これが一番注意しなくてはいけないデメリットです。
⇒レバナス償還リスクの可能性は?繰上(早期、強制)償還【レバレッジNASDAQ100】
暴落時はとてつもない速度で下がる
上記の2000年~2010年のチャートでも分かると思いますが、レバナスは他の指数に比べると目も当てられないほどに大きく下がっていることが分かります。
株価が暴落する出来事があればレバナスはより大きく早く下がります。
この暴落に耐えるメンタルがなければ、大きく下がったところで売ってしまって損失が確定していまいます。
多くの人が暴落した際に怖くなり売ってしまうのですが、レバナスに投資をするのであれば暴落で大きく下げたときはむしろバーゲンセールだと思って買い向かうぐらいの気持ちがないと難しいです。
下がっている時にこれができるかどうかで結果が大きく変わると考えているよ!

暴落中にレバナスは上昇することを信じて積み立て続けることが大きく資産を増やすために必要な心構えとなってきます。
ですが、資産がどんどん減っていく状態に耐える必要があるので、この状態に耐えられないのであればレバナスは向いていないと言えます。
逓減リスクがある
レバレッジ商品は単純に元指数の2倍の値動きを続ける訳ではないので、逓減リスクというものが発生します。
逓減は元としている指数の株価が横ばいで推移を続けた場合に発生する損失のことです。
以下、レバナスの運用報告書からの抜粋チャート例です。

青いチャートがレバナスです。
オレンジチャートのNASDAQ100指数は上下を繰り返して、最終的にはスタートと同じ基準価額100に戻ってきています。
しかし、NASDAQ100に2倍レバレッジをかけているレバナスは基準価額96となり、最終的にスタートよりも低くなっています。
詳しい計算をする必要はありませんが、レバレッジ商品は元としている指数の株価が横ばいで推移を続けた場合、逓減するリスクがあるということを知っておきましょう!
まとめ
レバレッジは危険だという考えもありますが、個人的には愚直に積立を続けれるのであればレバナスはパフォーマンスがよい投資先だと思います。
なぜ全力投資をしているのかについての理由もまとめているので、よければ参考にしてみてください!
⇒【危ない?】レバナスに全力投資する理由【FIRE、サイドFIRE】
レバナス投資で重要なことは下落しても冷静に積立投資を続けていくことです!
SBI証券や楽天証券で積立投資の設定をしておくとポイントが貯まり、さらにそのポイントで投資もできるのでやるだけで毎月お得に投資ができるメリットもあります!

設定しておくだけでお得になるよ!
まだ口座開設をしていない、積立設定をしていない方はぜひ以下の記事を参考に設定してみてください!