レバナスはリスクが高いと言われているように、大きなリターンを期待できる一方で大きな暴落も経験しやすくなっています。
投資スタイルには向き不向きがあり、これがいい投資スタイルだと一概に言えるものはなく個人によって合うスタイルは様々です。
レバナスに関して言うと大きな暴落を経験しやすいので、暴落に耐えられる自信がなければレバナスはやめておいた方がいいと僕は思っています。
自分にレバナスが合っているかどうかは以下の記事にまとめてみたので、よければ参考にしてみてください。
そんな大きなリターンを期待できる一方で暴落も大きくなりやすいレバナスですが、暴落時にはどのような対応をすればよいのでしょうか?
・暴落時の手法
・レバナス暴落時はどうする?
暴落時における手法とレバナスの相性を考えて、どのようにすればよいのかを考えてみましょう!
暴落時の手法
株式市場では何度も株価暴落が起きています。
暴落時に取られる手法は様々ですが、大きく分けると以下の3つに分けられます。(レバナスは投資信託で買いしかないので、買いエントリー時の手法になります。)
売る(ロスカット・損切)
株価が下がってきたら、損失が大きくなる前に売ってしまうことをロスカット(損切)と言います。
これを行う際は明確にルールを決めておいた方がよいです。
例えばルールを以下のように決めたとします。
株が買い値より20%上昇したら売る(利確)
株が買い値より20%下落したら売る(ロスカット・損切)
上記ルールを行うとすると、株を買ってから20%上昇を先に達成すれば20%の利益、20%の下落が先に起こってしまったら20%の損失ということになります。
ロスカット基準は個人でそれぞれ違いますが、例えば上記ルールだと50%の暴落が起きたとしても20%の被害で押さえることができるメリットがあります。
何もしない
これはその名の通り暴落しても完全放置です。
暴落してもそのうち株価が戻り、さらに上昇する事を狙った方法です。
買う(買い増し)
株価が下がったときに購入すると平均取得単価を下げることができます。
平均取得単価を下げる目的で買う事をナンピン買いと言います。
10000円で100株を買ったとして、その後5000円まで値下がりしたとします。
ここで5000円で100株を買うことで値下がり前に買った株と合わせると、200株を持っている事になります。
10000円で100株 5000円で100株 なので合わせた200株の平均取得単価は7500円となります。
5000円まで値下がりした株が10000円に上がるより、7500円に上がるまでの方が時間的にも早く可能性的にも高くなるメリットがあります。
この取得単価を下げて利益を得るハードルを下げるために買い増しが有効になる場合があります。
レバナス暴落時はどうする
ここからは僕の考えが含まれているので、ご自身でもしっかりと考えた上で対応するようにしてください。
まずレバナスに投資する大前提はNASDAQ100指数はこれからも伸び続けると考えていることです。
これから紹介する考え方はこの前提があっての対応になるので、NASDAQ100指数は伸びない、もしくは横ばいになると考えているのであればレバナスへの投資はやめておいた方がいいでしょう。
この前提を踏まえて結論から言うと、レバナス暴落時にすることは買い増しです。
ロスカット・損切はしない
傷が大きくなる前にロスカットした方が絶対にいい!という意見もあり、僕もロスカットは時に必要な考え方だと思います。
しかし、レバナスにおいてはしない方がいいと考えています。
そう考える理由は以下の2つです。
1.ロスカットのタイミングは経験がないと難しい
2.レバナスは約定タイミングにズレがある
少し詳しく見ていきましょう。
1.ロスカットのタイミングは経験がないと難しい
そもそもロスカットのタイミングを掴むのは難しいです。
取得単価から-20%になったらロスカットするルールを決めていたとして、実際に-20%になりロスカットしたとします。
しかし、その後株価は元にもどり結果20%分の損失だけが残った。。。という事は実際あります。
このような投資家をふるいにかけるような株価の動きは珍しくありません。
ロスカットのタイミングをしっかりと把握するには経験や勘が必要なのですが、そもそもそのタイミングを読めるレベルであれば投資信託ではなく個別株へ投資したほうが大きなリターンを狙えると思います。
2.レバナスは約定タイミングにズレがある
レバナスは海外に投資する投資信託なので、約定のタイミングにズレが発生します。
例えば、10月1日にレバナスの購入を申し込んだとしても10月1日に公表されている基準価額では取引されません。
約定タイミングにズレがあることによって
レバナスが下がってきたから損切で売り注文 → 実際に取引される頃には値段が戻っていた
レバナスが下がってきたから損切で売り注文 → 実際に取引される頃にはもっと値段が下がっていた
つまり、想定している値段での取引は難しいという事です。
-20%でロスカットしようと思い売り注文を出しても、実際は-30%でのロスカットになってしまったとなるかもしれません。
この約定タイミングのズレはどうしようもないので、そもそもロスカット・損切とレバナスの相性は良くないと言えます。
ちなみにレバレッジをかけていると追証が発生して、強制ロスカットの可能性もあるのでは??と思われるかもしれませんがレバナスでは追証は発生しないようになっているのでそこは安心して大丈夫です!
買い増しをする
ロスカットのタイミングが難しい&タイミングがずれるということで、一番有効な方法は買い増しをする事です。
買い増しをして暴落時にレバナスの平均取得単価を下げていく考え方です。
買い増しをする場合は2つの方法があります。
ナンピン買い
株価が十分に下がったと判断した時に、予備資金で買い増しをして平均取得単価を下げる方法です。
ナンピン買いの特徴は以下です。
- 株価が十分に下がったと判断するタイミングが難しい
- いいタイミングで買うことができればリターンが大きい
ナンピン買いもまたタイミングを読む必要があります。
十分に下がった!と判断してナンピン買いをしたあとに、更に下がっていく事も多々あります。
もしくはまだ下がると予想して買わずにいたが、株価が戻ってしまい平均取得単価を下げる機会を逃してしまったという事もあります。
ナンピン買いのタイミングを経験や勘で分かればメリットは大きいのですが、これもまた難しいです。
ドルコスト平均法
もう一つの買い方としてドルコスト平均法を使う考え方があります。(これも平均取得単価を下げるという意味ではナンピン買いの一種と言えます。)
ドルコスト平均法は、毎日や毎月決めた額ずつ投資していくといった方法になります。
ドルコスト平均法の特徴は以下です。
- タイミングを読む必要がなく、誰でもできる
- 平均単価を下げる効果を十分に得ることができる
ドルコスト平均法は誰にでもできる上に、株価が下がったときは多くの株数を仕込むことができるので平均単価を下げる効果が高くなります。
株価が上がろうが下がろうが、一定の金額でずっと買い続けるのかミソなので株価が下がったから投資額を減らすといったことはしてはいけません。
レバナスとドルコスト平均法との相性については以下記事を参考にしてみてください。
まとめ
常日頃からドルコスト平均法でレバナスを購入していれば、それがそのまま暴落時の対応にもなります!
もしある程度の資金をもっていてレバナスに一括投資をしたとしても、その後も収入から一定金額をレバナス購入に充てるなどできればしたほうがいいでしょう。
ドルコスト平均法を常に行っていれば、暴落時は平均取得単価をどんどん下げるチャンスともとることができるようになります!
暴落したらメンタルが耐えられなくてロスカットをしてしまうかも、、、と思うのであればレバナスへの投資はやめておいた方がいいと思います。
レバナスに投資をする場合は暴落時も買い向かう気持ちを持って、ドルコスト平均法も有効に使っていきましょう!
積立投資をするとそれがそのままドルコスト平均法になります!
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設定しておくだけでお得になるので、まだ口座開設をしていない、積立設定をしていない方はぜひ以下の記事を参考に設定してみてください!