レバナスに限らず投資信託などでは為替(かわせ)ヘッジという言葉を耳にすることがあるかと思います。
レバナスのヘッジコストはどのくらいなのか、ヘッジコストなしのレバナスもあるのかなどを今回の記事でまとめていこうと思います!
為替ヘッジとは
そもそも為替(かわせ)とは何かという事になるのですが、実は為替にも種類があります。
大きく内国為替と外国為替に分けられるのですが、主に投資で使われる為替は外国為替のことを指しています!
外国為替とは異なる通貨の間で「通貨の交換」を行うことです。

僕らがよくイメージしている為替はこの外国為替のことになります!
円をドルに変える、ドルを円に変える事などを外国為替といい、通貨の交換に使うレートのことを為替レートと言います。(以降、本記事では外国為替の事を為替と記載します。)
為替レートは日々変化しており、この為替レートの変化によって円をドルに変えて、そのドルを円に変えるだけで利益が出たり損失がでたりします。
主に海外に投資をしている投資信託などでは、この為替レートによる影響を受けます。
レバナスは主に海外に投資している投資信託なので株価変動による損益だけではなく、為替レートの変動による損益も含めた額が最終的な損益になるということです!
何気なくレバナスに投資しているけど、為替の影響も受けているんだね!

ここで話を戻しますが、為替ヘッジとはこの為替レートによる損益を出来るだけ少なくする(為替リスクのヘッジをする)という意味になります。
為替レートによる損益を出来るだけ小さくし株価変動による損益になるべく近づくようにしている、と言えるのが為替ヘッジをしている状態、為替ヘッジありとなります!
為替ヘッジなしはこの逆で、為替レートによる損益もそのまま反映されます。
レバナスは為替ヘッジあり?なし?
現在レバナスは「iFreeレバナス」と「楽天レバナス」の2種類があります。
2つのレバナスの違いや比較については以下の記事を参考にしてみてください。
⇒【乗り換え?】楽天レバナス登場!大和iFreeと比較【レバレッジNASDAQ100】
レバナスはこのように2種類ありますが、どちらとも為替ヘッジありです。
レバナスに為替ヘッジなしはある?
米国ETFのQLDであれば実質為替ヘッジなしでレバナスと同じような商品をやり取りできますが、かなり手間がかかります。
詳しくは以下の記事にまとめていますが、サクソバンク証券やIG証券でQLDのやり取りはできますがCFD取引のみ、ETFでやり取りをするなら米国証券会社の開設が必要になります。
⇒レバナスにETFはある?QLDとの違い【サクソバンク】【レバレッジNASDAQ100】
為替ヘッジありによるレバナスへの影響
ではここから為替ヘッジがあることによって、どのような影響があるのかをまとめてみます!
1.ヘッジコストがかかる
為替ヘッジを行う場合はヘッジコストと呼ばれる費用が発生します。
レバナスに投資をしている場合はこの費用は追加入金する必要はなく、日々の基準価額に反映される形になります。
為替ヘッジでは、あらかじめ将来の為替レートを予約(先物為替取引)をすることで為替リスクの低減を図りますが、この取引を行うと予約するための費用(ヘッジコスト)がかかります。

基準価額にも反映されるので、間接的にヘッジコストの影響を受けています。
2.為替レートによる損益を受けにくい
為替ヘッジは為替レートによる損益をできるだけ小さくする目的で行われますが、これはメリットにもデメリットにもなります。
それは為替レートの変化によって得する事もあるからです。(もちろん損することもあります)
円高、円安の説明は省きますが為替レートによる損益は以下のような時に発生します。
- 今後円高になった場合 → 為替で損(ただし為替ヘッジ有りならカバーできる)
- 今後円安になった場合 → 為替で得(ただし為替ヘッジ有りで本来の為替利益がなくなる)
もし今後円高に進めば為替ヘッジをしていたほうが為替による損失を少なくすることができるので得になります。
逆に今後円安に進めば為替ヘッジをしない方が為替による利益を得ることができるので得になります。
為替による影響を考えたくない、今後円高に進むと考えている場合は為替ヘッジ有りは有効に働きます。
しかし今後円安に進むと予想している場合は為替による利益は諦めるという事になるので、ちょっともったいない気がしてしまうと思います。
使い分けれたら一番いいんだけど、、、


レバナスは為替ヘッジありしかないので、ここはしょうがない部分ですね!