レバナスの積立は危険!という話はちょっと検索するだけでいっぱい出てきます。

そういわれる理由も様々!
では、レバナスの積立はどのような理由で危険だと言われているのか、もし仮にその理由が本当だとしたら何か対策をすることはできないのか、が気になったので本記事でまとめていきます!
どうしようもない理由でレバナスの積立が危険だと言われていればレバナス積立のリスク、デメリットとして認識、許容する必要があります!
レバナス投資を考える一つの参考になれば嬉しいです!
・レバナス積立とS&P500積立のシミュレーションを確認
・レバナス積立の危険性と対策
・レバナス積立はやめたほうがいいのか
レバナス積立とS&P500積立のシミュレーションを確認
危険と言われる理由の前に、まずはレバナスと超王道指数であるS&P500指数に積立を行っていた場合のシミュレーションを確認してみます!
もしレバナスが悲惨な結果だったら、それだけで危険だと言われる理由になるからね!

シミュレーションの条件は以下として、チャートを作成してみます。
- 期間は2000年1月〜2020年12月
- 毎月初に1万円をレバナスに投資
- 信託報酬や隠れコストも計算に含む
※2000年にレバナスはないので、NASDAQ100指数の日々の値動きの2倍になるように計算してレバナスチャートは作成


あれ!?結果だけ見るとレバナスはS&P500に圧勝??
このようにパフォーマンスだけを切り出してみるとレバナスはS&P500指数に大きな差をつけて利益を出していることが分かります。
上記の積立シミュレーションを見てみると分かるように、パフォーマンスが良くないからレバナスの積立投資は危険と言われている訳ではないようです。
パフォーマンスはすごくいいよね!これを見るとレバナスは積立した方がいいように見えちゃうけど、、、

このことからレバナス積立はパフォーマンス以外の部分に危険性があるということになります!
ではどのような部分からレバナス積立は危険だと言われているのかを見ていきましょう!
積立以外でS&P500指数との比較をみてみたい、という方は以下の記事も参考にしてみてください!
⇒レバナスとS&P500比較!レバナスは最強?【レバレッジNASDAQ100】
レバナス積立の危険性と対策
ここからレバナス積立が危険と言われている理由と対策があるかどうかを見ていきます!
値動きが激しい
散々言われているようにレバレッジ商品は値動きが激しく、レバナスも例外ではありません。
以下チャートの赤丸部分を見てください。

S&P500指数やNASDAQ100指数と比較しても、レバナスの下がり幅が大きいことが分かります。

数か月で半値まで下がったりしている時もあるね、、、
この大きく下落しているタイミングで怖くなってしまい、売ってしまったのであれば損失が確定します。
投資を始めたばかりで下落の経験がない方や、この下落を予想していない方はメンタルが耐えられずに、売ってしまい大損ということが起こります。
対策
この問題は対策方法があります!
先ほどのレバナス積立とS&P500積立の比較チャートを思い出してください。
積立投資を継続していたらレバナスはS&P500に圧勝していました!
あくまで過去のデータですが、しっかりと積立投資を続けていた場合はレバナスは大きな利益になっています。
つまり、どれだけ値動きが大きくても、どれだけ値下がりしても積立投資を継続することが対策になります!
むしろ下落はチャンスと捉えて買い向かっていけるぐらいの気持ちが必要だね!

ただし、今後NASDAQ100指数が暴落したら立ち直るとは思えないと考えている人や、大きな暴落を目の当たりにしたらメンタルが耐えられる自信がないという人は、そもそもレバナス投資はやめておきましょう!
レバナスが下落してもそれは一時的なものだとだと考え、焦らずに積立投資をとにかく継続すること、これが対策です!
信託報酬が高い&逓減リスクがある
こちらも良く言われるデメリットです。
レバナスはインデックスファンドに比べると信託報酬は高めに設定されていること、NASDAQ100指数が横ばいで推移を続けると逓減することから、長期保有する積立と相性が悪いと言われていたりします。
逓減リスクについて詳しくは以下記事を参考にしてください。
⇒レバナスが目減り?逓減、減価リスクの影響。【レバレッジNASDAQ100】
確かに、この問題は長期投資を行う上では不利に働きます。
対策
この問題は対策が不可能です!
ただし、対策する必要があるか?と言われるとそこまで大きな問題にはならないと思います。

大した影響ではないから、無視してもいいレベルだと考えているよ!
なぜそう思うかというと、先ほどのレバナスとS&P500の比較チャートは信託報酬も逓減リスクも加味された結果だからです!
それでも尚、S&P500指数と比較しても圧倒的なまでのパフォーマンスとなっています。
大きなパフォーマンスを捨ててまで優先したいほどのリスクか?と言われると疑問が残ります。
確かにデメリットではあるんだけど、メリットと比較すると弱すぎるかなと思っちゃうね。。。

今までのNASDAQ100指数の伸び率は大きく、個人的にはまだまだ今後も更に伸びていく分野だと考えているのでこのデメリットは無視しています。
今後NASDAQ100指数は伸び悩むと考えているのであれば、この問題の影響も強くなるのでレバナス投資はしない方がいいと思います。
この問題はレバナスと積立投資の相性が悪いと言い切れるほどのデメリットではないと考えているので、対策はそもそもできないし、不要です!
繰上償還の可能性がある
繰上償還とは投資信託の運用が終了されて、強制的に清算されることです。

投資信託の満期のようなものだね!
投資信託の運用状況や、運用会社の状況によっては運用終了日が決まっていない投資信託でも運用終了日が設定されてしまう可能性があります。
対策
この問題は対策が不可能です!
そしてレバナス積立投資をする上で一番注意しなくてはいけない問題点だと思います。
一番怖いのが大暴落中に償還日を設定(繰上償還)され、暴落時の基準価額で強制決算されてしまうことになります。
これが起きてしまうと、いくらレバナスを持ち続けたくてもできなくなっちゃうからね

繰上償還される条件や、レバナスは繰上償還される可能性があるのかどうか、については以下の記事で詳しくまとめているので、よければこちらも見てみてください!
⇒レバナス償還リスクの可能性は?繰上(早期、強制)償還【レバレッジNASDAQ100】
このリスクは基本的になかなか起きるものではないと考えていますが、もしITバブル崩壊レベルの暴落が起きた場合には繰上償還されるリスクはあると思います。
ITバブル崩壊レべルの暴落がまた来る、と考えている場合はレバナス投資は辞めましょう。
個人的にはITバブル崩壊レベルの暴落は起きないと思っていますが、100%の予想は不可能なので自己責任になります。_(._.)_
⇒ITバブル崩壊がレバナスに与えた影響と対策。再来の可能性は?【レバレッジNASDAQ100】
レバナス積立はやめたほうがいいのか
レバナスの積立をやめた方がいいかどうかは、上記のデメリット、リスクを許容できるか次第になるかと思います!
特に重要視して欲しいのは繰上償還がないと思えるかどうか(ITバブル崩壊レベルの暴落が起きないと考えているか)の部分です。

その他の問題は対策できたり、影響が小さいから無視できるけど、繰上償還だけは影響も大きいし対策もできないよ、、、
レバナス積立の主な危険性については上記のようなことが挙げられますが、どうしても考えが分かれてしまう部分もあるので、これらを踏まえた上でどうするかは個人で判断していかなければなりません。
だだ、レバナスとS&P500指数の比較チャートで分かるように、リスクを許容できるのであれば大きなパフォーマンスを上げれる可能性があるのでレバナスはアリだと個人的には思っています!
ですので、僕は全力レバナスをしています!
しっかりと積立投資を行っていた場合はS&P500と比べても圧倒的な利益を出していることから、レバナスと積立投資との相性は良いとも考えています!
途中で積立投資をやめないことが重要だよ!

加えてSBI証券や楽天証券で積立投資の設定をしておくと毎月自動で積立投資をしてくれるだけでなく、ポイントが貯まり、そのポイントで投資もできるので毎月お得に投資ができるメリットもあります!
設定しておくだけでお得になるので、まだ口座開設をしていない、積立設定をしていない方はぜひ以下の記事を参考に設定してみてください!