レバナスについて

レバナスが目減り?逓減、減価リスクの影響。【レバレッジNASDAQ100】

レバナスに限らず、レバレッジを掛ける場合には逓減(減価)リスクが発生します。

逓減リスクってそもそも何!?というところから、今回は以下についてまとめていきたいと思います!

本記事の内容

・逓減(減価)リスクとは
・レバナスにおける逓減リスクの影響

レバナスは危ないと言われる時によく話題に出てくる逓減リスクですが、どのようなリスクでどのように危険なのかを理解していきましょう!

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逓減(減価)リスクとは

主に逓減リスクと呼ばれますが、減価リスクと呼ばれることもあります。

逓減とは「次第に減ること、減らすこと。」という意味を持つ言葉です。

つまり、逓減リスクというのは

次第に資金が減るリスク

という意味合いになってきます!

オオクワくん
オオクワくん

資金が目減りしていくリスクのことを逓減リスクと言うんだね!

逓減はその特性上、レバレッジをかけた場合にのみ発生します。

以下に例として挙げると

  • NASDAQ100指数に連動する投資信託 → 逓減リスク無し
  • NASDAQ100指数に2倍のレバレッジをかけるレバナス → 逓減リスク有り

となります。

レバレッジをかけると、どのようなときにこの逓減が発生するのかな?

コクワくん
コクワくん

逓減が発生する場合

逓減はレバレッジ元の指数が上昇と下落を繰り返しながら移動した場合に発生します。

以下の表を見てください。

NASDAQ100指数の値動きと、その2倍の値動きをするように設定されているレバナスの値動きを表した図です。

まずNASDAQ100指数の動きは 100⇒90⇒100 と推移しています。

オオクワくん
オオクワくん

一旦下がったけど、結果的には元の値段に戻っているね!

次にNASDAQ100指数を指標に2倍レバレッジをかけているレバナスの動きを見てみると 100⇒80⇒97.77 と推移しています。

NASDAQ100指数は元の値段に戻っているのに対して、レバナスは元の値段より低くなってしまっている!

コクワくん
コクワくん

これが逓減になります。

この逓減が何度も発生することで資産がどんどん目減りしていく可能性があるのが逓減リスクです。

なぜ逓減が発生するのか

なぜこのようなことが起こるかというとレバナスはNASDAQ100指数の日々の2倍の値動きに連動するように設定されているためです。

先程のNASDAQ100の値動きに割合も含めて記載してみると

100⇒90(-10%)⇒100(+11.11%)

となります。

レバナスなどのレバレッジ商品は値動きの割合が2倍になるように設定されているので、以下になります。

100⇒80(-20%)⇒97.77(+22.22%)

ちょっと分かりにくいですが、元指数の動いた額の倍ではなく値動きの割合の倍となるのでこのようなことになります。

オオクワくん
オオクワくん

元指数の動いた額の2倍であれば逓減は発生しないんだけど、割合でみる関係でどうしても発生してしまうよ、、、

上記のような計算まで知っておく必要はありませんが、とにかく元の指数が上下の動きを繰り返すことでレバレッジをかけている商品は逓減していくものだと理解しておきましょう!

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レバナスにおける逓減リスクの影響

ではレバナスにおける逓減リスクはどの程度の影響を与えるのでしょうか。

結論から書くと、逓減リスクは気にするだけ無駄で気にしなくてもいいと個人的には考えています!

レバナスは逓減リスクを気にしなくてもいいと考えている理由について少し書いていきます。

レバナスのパフォーマンスが良い

凄くシンプルですが、これに尽きるといっても過言ではないです。

たとえ逓減リスクがあったとしても利益を出していればプラスになります。

直近10年(2011年~2021年8月末)のレバナスのパフォーマンスを見てみます。

2011年1月初に1万円分のレバナスを買ったと仮定しすると以下の表のようになります。

※レバナスの2011年からのチャートはないのでNASDAQ100指数の2倍の値動きになるようにチャートを作成。iFreeレバナスを参考に信託報酬(0.99%)や隠れコスト(0.18%)も考慮。

10年で1万円が27万円以上にもなっています。

凄い伸び率だ、、、

コクワくん
コクワくん

いくら逓減リスクがあると言われても減るどころか爆伸びしていますし、今後もレバナスは伸びていくと僕は考えているので過剰に恐れる必要はないと思っています。

ただし、上記のチャートはあくまで過去のデータによるものになります。

今後を保証するものではないので、これからNASDAQ100指数が伸び悩み横ばいの動きを続けていくと考えているのであれば逓減を受けるのでレバナス投資はしない方がよいと考えることもできます。

オオクワくん
オオクワくん

ここは自分がどう考えるかで判断するしかない!

逓減リスクがあることは悪いことばかりでもない

逓減リスクは株価が上下するときに発生するということを言いましたが、逆に一方的な推移をする際は良い面もあります。

以下の図は一方的な上昇が発生した場面です。

この時のNASDAQ100の推移を値動きの割合を含めて記載すると

100⇒110(+10%)⇒120(+9.09%)

レバナスは割合の値が2倍になるので、以下のようになります。

100⇒120(+20%)⇒141.81(+18.18%)

NASDAQ100は累計で20上がっていますが、レバナスはこの倍以上の41.8程上昇しています。

一方的な上昇の場合は複利効果が得られていますね!

増えた金額にも割合が適用されていくから、上昇続きであればより大きく資産が増えるね!

コクワくん
コクワくん

例えばスタートを100として、NASDAQ100指数が毎日10ずつ30日連続で上昇したときのNASDAQ100指数とレバナスのチャートは以下のようになります。

レバナスがぐいーんと伸びて利益が明らかに大きくなっているのが分かると思います!

オオクワくん
オオクワくん

これは複利の力のおかげだね!

もちろん毎日がこんなに上手くいくとは思えませんが、このような側面もあるということです。

逓減があるから不利なじゃんけんになるとは言い切れない

逓減について、このようなことが言われることがあります。

横ばいで逓減してマイナスなら、下がるか横ばいでマイナス、上がるでプラスなので確率的に不利なじゃんけんだからやめたほうがいいという意見です。

確かにこう聞くと2/3でマイナス、1/3でプラスの不利な勝負だと思ってしまうかも、、、

コクワくん
コクワくん

しかしそれは下がる、横ばい、上がるの3つの発生する確率が等しい時の話です。

加えて、この考え方には下がり幅や上がり幅も考慮されていません。

株価はじゃんけんで決まっている訳ではないので、下がる、横ばい、上がるが単純に確率で決まっている訳ではありません。

増減の幅も考慮していないのでこの確率的に不利だという考え方だけでは不十分だと思います。

もしこの考え方が本当であれば、今までもレバナスは伸びていないはずです。

ですが現に今までのレバナスが大きく伸びてきている事から考えてみると、不利なじゃんけんで10年以上も利益を出し続けてきたとは思えません。

オオクワくん
オオクワくん

当たり前だけど株価はじゃんけんで決まっている訳じゃないからね!このことや、今までのレバナスの結果からみるとこの考え方が正しいとは言い切れないんじゃないかな!

この考え方よりも、もっとシンプルに今後もNASDAQ100指数が伸び続けると思うか、思わないかで考えた方がよいと個人的には思います!

ちなみに僕は今後もNASDAQ100指数は伸びていくと考えています!

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まとめ

今後、NASDAQ100指数が横ばいで推移すると予想するのであれば逓減リスクを考慮する必要がありますが、レバナスの今までの値動きやIT化が進んでいる事などを見ても横ばいで長期間推移する可能性は少ないのではと思っています。

ただしリスクであることは確かなので、自分はどう思うかを含めてレバナス投資を検討する材料にしましょう!

今後を確実に予想することはできない!リスクを理解した上で許容できるかどうかが重要だよ!

コクワくん
コクワくん

レバナスは以下記事から分かる通り積立投資との相性は良いと考えているので、逓減リスクを考えるよりかは長期積立を行う方がメリットは大きいと個人的には考えています!

加えてSBI証券や楽天証券で積立投資の設定をしておくと毎月自動で積立投資をしてくれるだけでなく、ポイントが貯まり、そのポイントで投資もできるので毎月お得に投資ができるメリットもあります!

設定しておくだけでお得になるので、まだ口座開設をしていない、積立設定をしていない方はぜひ以下の記事を参考に設定してみてください!

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