僕はメリット・デメリットを考慮して現在全力レバナスのスタイルにしているのですが、この全力レバナスのスタイルは誰にでもオススメできる方法ではないと思っています。
投資には自分に合ったスタイルというものがあり、これを理解していないとストレスが溜まってしまうばかりか、大きな損失を被ることにも繋がります。

自分の考え方、性格と投資対象の相性も重要ってことだね!
今回の記事ではなぜそう考えているかについてまとめていきます!
・誰にでもレバナスをおすすめしない理由
・僕がレバナスに全力投資している理由
自分にレバナスは合っているのか合っていないのかの判断をする際の参考になればと思います!
誰にでもレバナスをおすすめしない理由
誰にでもレバナスをおすすめしない理由をいくつか挙げてみます。
値動きが激しい
レバナスはNASDAQ100指数の2倍の値動きになるような成果を目指した投資信託になります。
レバレッジをかけている分、大きく上がることも大きく下がることもあります。

そもそもNASDAQ100指数自体、値動きが激しいイメージがあるよ!
そうだね!それにさらにレバレッジをかけたレバナスはより激しい値動きになるよ!

投資は人間の心理が絡んでくるのもあって、株価が下がりはじめると恐怖に駆られ耐えきれなくなり売る人が激増します。
このことにより、株価が下げ始めると早く大きく下がるという状況がよく発生します。
以下の表はS&P500指数、NASDAQ100指数、レバナスそれぞれに2011年1月3日に10000円投資したと仮定したチャートの比較です。
※2011年にはレバナスはないので、NASDAQ100指数の日々の値動きの2倍になるようにチャートを作成。レバナス開始時の価格はNASDAQ100指数と同じ価格でスタート 。

表の赤丸部分をみてみると、レバナスはS&P500やNASDAQ100に比べて大きく値段を下げていることが分かります。
1日で10%以上、数週間で40~50%以上の下落が起こっても売らずに耐えられるでしょうか?

こんなに下がったら普通は怖くなって売っちゃいそうだよ、、、
ここで売ってしまうと損失は確定だよ!耐えられないと思う場合はレバナス投資は合わないかも、、、と判断できるね!

レバナスではこのような値動きをすることは数年に1度ぐらいはあるので、特に珍しくありません。
今までの歴史でレバナスがどのくらい下がってきたのかを検証した記事もあるので、併せて読んでみてください。
⇒【下落相場】レバナスはどこまで下がる?下落率を予想【レバレッジNASDAQ100】
もちろん下がった後は絶対上がるとは言えません。
下がる恐怖に耐えられる、レバナスはまた絶対上がると信じられることができなければ大きな損失に繋がります。
ここを飲み込めないと感じるのであればレバナスに投資することは精神的にかなり苦しくなると思うので、おすすめはできません。
むしろ下がってきたときに買い向かうぐらいの気持ちがないと、レバナスへの投資は辛く危険だと思います。
信託報酬が高い
レバナスは信託報酬0.99%で、隠しコストまで含めると1.173%程度となります。
⇒レバナス信託報酬(経費率、手数料)と隠れコスト【レバレッジNASDAQ100】
これは決して安いとは言えない数値です。
例えば優良指数として有名なS&P500に連動する投資信託である「SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」であれば信託報酬は0.0938%程度です。

単純に比較すると10倍くらい違うってことになるね~
コストは徹底的に抑えたいというスタイルであれば、信託報酬0.99%は合わないかもしれません。
しかし2021年11月17日に信託報酬が0.77%と安い「楽天レバレッジNASDAQ100」が設定されたことによって、信託報酬が高いデメリットが少し緩和されました。
iFreeレバレッジNASDAQ100と楽天レバレッジNASDAQ100の違いや乗り換えるべきかなどをまとめた記事もあるので、こちらも参考にしてみてください。
⇒【乗り換え?】楽天レバナス登場!大和iFreeと比較【レバレッジNASDAQ100】
ITバブル崩壊の歴史がある
ITバブル崩壊は2000年頃に起こり、株式市場に大打撃を与えた出来事です。
NASDQQ100指数はIT関連の企業が多く含まれており、ITバブル期には波をうけて大きく上昇を続けました。
しかしITバブルが崩壊すると同時に、IT関連株を多く含んだNASDAQ100指数は大暴落、もちろん2倍のレバレッジをかけるレバナスであれば更にとんでもない大大大暴落となる出来事となりました。

ITバブル崩壊は歴史に残る出来事だね
以下の表はITバブル崩壊時のS&P500指数、NASDAQ100指数、レバナスを比較したチャートです。
※2000年にはレバナスはないので、NASDAQ100指数の日々の値動きの2倍になるようにチャートを作成。レバナス開始時の価格はNASDAQ100指数と同じ価格でスタート 。

NASDAQ100指数も物凄いダメージを追っていますが、レバナスはNASDAQ100の倍じゃ済まないほどのダメージを受けています。
もしまたITバブル崩壊のような出来事が起こってしまうと考える場合は、レバナスへの投資は危険と判断できるでしょう。
⇒ITバブル崩壊がレバナスに与えた影響と対策。再来の可能性は?【レバレッジNASDAQ100】
逓減リスクがある
逓減とはレバレッジ特有のリスクです。
詳しくは以下の記事でまとめているので割愛しますが、レバナスの元指数であるNASDAQ100指数が上下しながら横ばいの動きを続けるとレバナスに投資している資産が目減りしていくリスクのことです。
⇒レバナスが目減り?逓減、減価リスクの影響。【レバレッジNASDAQ100】
今後NASDAQ100指数が横ばいの動きを続けると考えるのであれば、レバナスの資産は逓減していくので投資しない方がいいということになります。
僕がレバナスに全力投資している理由
上記ではレバナスを誰にでもおすすめできない理由をまとめました。
S&P500などと比べるとやっぱりリスクが大きいし、メンタルへの負荷も強くなりがちだね。

では逆に、レバナスへの投資がおすすめできる人はどのような人かというと
今まで紹介したリスクを全て許容できる人
になります。
僕も今まで紹介したリスクを全て許容して、ほぼ全力でレバナスへの投資をしています。
なぜ、このようなリスクがあるのにレバナスへ全力投資をしているのかはそれだけ大きなリターンを期待できるからです!

レバナス最大の魅力はこのリターンの大きさだよ!
あくまで過去データによる計算ですが、レバナスの想定利回りを計算してみるととんでもない数値になります。
⇒【想定利回り】レバナスの期待リターン(年平均)を求める【レバレッジNASDAQ100】
あくまで過去データからみた想定の数字なので、鵜呑みにはできませんがそれでも今後も大きなリターンを得ることができると考えているのが全力投資をしている大きな理由です!
まとめ
レバナスへ投資するにはリスクやデメリットを許容できるかや、個人との相性があります。
そしてレバナスへの投資が合わないから良い、悪いということはありません。
本記事は投資をする際の許容できるリスクの範囲内にレバナスがあるかないかを判断できる材料になれば、と思って書いた記事になります!
納得してレバナスへの投資をするのは良いと思いますが、何も知らない状態で言われるがまま投資をするのは危険です。

しっかり考えた上で投資しよう!
今回の記事はレバナスについてしか書いていませんが、自分のとれるリスクを理解した上で投資対象を決めるようにしてください!
レバナス投資をするのであれば、リスクヘッジもかねて積立投資がおすすめですし、全力レバナスをしている僕もずっと積立投資をしています!
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設定しておくだけでお得になるので、まだ口座開設をしていない、積立設定をしていない方はぜひ以下の記事を参考に設定してみてください!