2022年の年初頃からレバナスは一度下げの相場にはいり、その後もロシアのウクライナ侵攻による戦争の影響もあってか、より一層レバナスは基準価額を下げました。
この大幅な下げによってレバナスからの退場者が増えたと言われています。
実際に2021年年末頃の下げ相場に入る前と、下げ切ってからの純資産額をみるとかなりの額減っているので退場した人はそこそこいそうだと予想できます。
ではなぜ損をしてまで退場してしまう人が多かったのか、を今回の記事で考えていこうと思います!
・みんなレバナスから退場している
・レバナスから退場する理由
・レバナスから退場しない理由
レバナス投資はメンタルへの負荷が大きいので、今一度自分に合った投資は何かを考える参考になればと思います!
みんなレバナスから退場している
え?みんなレバナスやめてるの?っという事を言いたい訳ではありません!

びっくりした~!
ここで言いたいのはみんな自分の意志でレバナスから退場しているということです。
つまり強制的に退場させられている訳ではないということです。
それがどうした?と思われるかもしれませんが、信用取引などでレバレッジをかけている場合だと追加入金(追証)をしなければ強制退場、損失確定となる事があります。
レバナスではこのような心配はない、という事がここで改めて確認しておきたい部分になります!
⇒レバナスで追証は発生する?借金の可能性は?【レバレッジNASDAQ100】
レバナスでは追証の心配はない!

このことから基本的にはレバナスから退場するかしないかは自分で決めることができるので、いくら下がっても追証が発生して追加入金を求められる心配などなく、ホールドしておくことができます。
一応、繰上償還が行われるとレバナスから強制退場させられるのですが、現段階では繰上償還の予定はなく、皆自主退場しているということになります。
⇒レバナス償還リスクの可能性は?繰上(早期、強制)償還【レバレッジNASDAQ100】
ではなぜ損をしてまでレバナスから退場する人が多いのでしょうか?
レバナスから退場する理由
ここではレバナスから退場する人が多かった理由について、いくつか考えてみようと思います。
僕自身は退場していないので、退場する理由を全て知っている訳ではないので不足等あるかと思いますが、ひとまずまとめていきます!
投資ではなく投機をしている
投資家は企業の成長やその後の発展によって株価が上がるのをじっくりと待つ長期投資のスタンスが基本となります。
一方投機家は、ここは上がる!というチャンスを狙い、数日や数週間での儲けを狙って投資をする短期投資のスタンスが基本となります。
投資家はこの会社やこの指数なら長期で見れば上がってくれるという考えがベースにあるので、会社が倒産するなどのクリティカルな問題でなければ多少の株価の上下は想定内としています。
投機家は自分の読みが当たった時は利益を確定させますが、読みが外れて損失が大きくなりそうになると早々に損切をします。
この投機家のような考え方でレバナス投資をしていた人は比較的早めに退場していったのではないかと思います。

損切をした、ということだね!
まぁ、実際に国の方針ではレバレッジは長期に向かないとされているようなので、短期での利益を狙う投機家の参入もそこそこあったと考えます!
NASDAQ100指数に見限りをつけた
レバナスはNASDAQ100指数に日々の値動きの2倍のレバレッジをかけた投資信託です。
レバナスが上がるも下がるもNASDAQ100指数がどう動くか次第となります。
NASDAQ100指数にはGAFAMを始め世界的な企業が数多く含まれていますが、これが今回の下落後に持ち直せると思わない、もしくは持ち直すのに時間がかかると考えた人もいるかもしれません。
そう考えたのであれば、損失が確定しても他の投資信託などに資産を移して早く利益を狙いに行きたいと考えても不思議ではありません。
メンタルが耐えられなかった
正直これが一番多かったのではないかと思っています。
レバナスは株価の上下が激しい特徴を持っています。
あまりそのようなことを理解せずに投資をして数日~数週間で資産が3割や4割減ったとなると、普通は不安に駆られると思います。
このようなレバナスの特性をしらなかったら、もう冷静な判断はできなくなると思う。。。

とにかく売ってしまって少なくともこれ以上は被害を抑えたい、手放してしまって安心したいと思うのが普通です。
もし大きく下げることがあると頭で理解していたとしても、いざこの状況を目の前にするとパニックになってしまう場合もあると思います。
これがメンタルがレバナスに耐えられなかったパターンです。
この影響が特に大きいのでレバナスは誰にでもおすすめできる投資信託ではないと思っています。
⇒【やめとけ?】レバナスを誰にでもおすすめしない理由【レバレッジNASDAQ100】
レバナスから退場しない理由
ここからは実際に僕がレバナスから退場しなかった理由についてまとめていきます。
あくまで個人的な考えになりますが、今後の自分がもし万が一、迷った時のためにも書いておきます!
下がり幅は想定内だった
今回の下がり幅をまず確認してみます!
2021年末~2022年初の暴落前の最高値と暴落後の最安値と、その下落率を求めてみます。
最高値:2021/11/22 43,151円
最安値:2022/03/15 25,972円
下落率:39.81%
現状では最大で4割ほど下落したとみることができます!
4割の下落ってヤバいじゃん!と思うかもしれませんが、レバナス投資をするのであればこのぐらいの下落は覚悟しておかなくてはいけません。。。
レバナスの過去の下落率はどのくらいだったのかをまとめた記事もあるので、こちらを見てみてください!
⇒【下落相場】レバナスはどこまで下がる?下落率を予想【レバレッジNASDAQ100】
4割ぐらいの下落はまぁたまにあると考えておいた方がよいでしょう。
個人的にはもっと下がるかなぁとも考えていましたが、一旦4割で止まりました。
最大8割ぐらいまでの下落もあるかもしれません。
これを知っておかないと、メンタルは一瞬でボロボロになると思います。
2022年6月15日追記
2022年6月15日に下がり幅は56%を付けました。
⇒2022年中の底値を更新。レバナスはこれからどうなる?【レバレッジNASDAQ100】

これは今までの暴落の中でも大きい暴落に入るよ、、、
ただ、最大で8割下げる可能性もあると考えるとこれでも許容範囲ではあります。
積立投資を続ければ暴落があっても利益がでると考えている
積立投資をしてれば暴落は安値で買うチャンスと捉えることができます。
実際に今までレバナスは何度も暴落を経験していますが、積立をしたとシミュレーションすると大きく利益を出しています。
⇒レバナス積立投資シミュレーション!直近10年と20年【レバレッジNASDAQ100】
必ずこうなるとは言えませんが、今後もしっかりと積立をしていれば利益はでてくると考えています。
NASDAQ100指数は今後も上がると考えている
これはちょっと根拠が乏しいので理由としては微妙ですが、、、
NASDAQ100指数は今後も伸び続けると考えています。
今や世界をけん引しているGAFAMなどのIT企業やハイテク企業が多く含まれているNASDAQ100指数は今後も必要となりますし、より規模を拡大させていくと思います。
生活になくてはならないレベルになっているので、これからの発展を考えると必要な企業ばかりだと思います。
個人的な考えなので断定はできませんが、あくまで参考程度にということで挙げておきます!
まとめ
レバナスから退場した人も多くいると思いますが、長期投資で考えているのであれば暴落のたびに退場するのはもったいないと思っています。
僕はレバナスから退場していませんし、今後もまだまだ退場する気はありません。
レバナス投資を開始する前にある程度の前提を作っていたので、これに従ってひたすらホールド+積立を行っていきます!
⇒【レバナス投資の前提】持ち続ける事と買い増しの重要性【レバレッジNASDAQ100】
この前提を決めていなかったら、暴落中に売ってしまっていたかも、、、

先程、レバナス積立投資の10年と20年シミュレーションの記事を貼りましたが、そのシミュレーションからはレバナスと積立投資の相性は良さそうだという事がわかります!

何度も大きな下落を経験しているけど、それ以上に大きな利益を出していることが分かる!
このことからも、下落中でもしっかりと積立をしていくことが重要だと考えて実行しています!