アカエイってどんな魚?毒針やビタミンA中毒に注意。

アカエイってどんな魚?ってなったとき(基本ならない)は、このページを読んで理解して頂けると嬉しいな~と思い、記事を書きます!

アカエイは食べることができる魚ですが、見た目やしっぽに毒針があることから敬遠されることも多い魚です。

このページではそんなアカエイについて詳しく説明していくので、正しい知識をもってアカエイを扱ってもらえればと思います!

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アカエイとは?

エイは軟骨魚綱(なんこつぎょこう)に含まれている魚になります。

この軟骨魚網とは、全身が軟骨でできていることに由来しており、サメやエイとギンザメ(分類学上、サメの仲間ではない)と呼ばれる魚しかこの網に属していなく、魚類のなかでも少し変わり者といえる魚になります!

サメとエイの違いはエラが体の側面についているか、体の下面についているかで分けられています。

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アカエイの食性

エイは基本的に砂地の底付近にいることが多く、食べるものも沈んでいるものを食べています。

エイは貝から死んで沈んでいる魚などなんでも食べることから悪食として知られ、スカベンジャーともいわれたりもします。

なんでも食べるので、エイ肝を食べるときはきれいな海のほうが良いとは思われますが、そこは自己責任の範囲で判断が必要となります。

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アカエイの毒性

アカエイを釣った際には毒に注意が必要ですので、不用意に触らないようにしましょう。

しっぽの毒針の毒性

一番注意が必要なのはしっぽの中央に生えている毒針で、刺されると激痛に数日苦しめられる他、アナフィラキシーショックで最悪死に至ってしまうほどの毒をもっています。

ですので釣って持ち帰る場合には一番最初にしっぽの処理を行います。

持ち帰らないのであれば、そのまま陸にあげずに糸を切ってリリースするのが一番安全なので、無理に針を外そうとせずに糸ごと切って逃がしましょう。

またアカエイの歯はとても強力で貝をも砕くので口も触らないようにします。

まずはアカエイを白いお腹の方にひっくり返します。

噴水孔と呼ばれる穴。ここで呼吸している。

頭側から近づいて、画像で囲ってある場所( 噴水孔 )を掴んでぐるっと裏側にひっくり返します。

ひっくり返すのが難しい場合はひっくり返さなくても良いですが、針が上を向いたままになるのでより注意して、続きの作業を行います。

しっぽをしっかりと踏みつけて動かせないようにし、ナイフや鋏でしっぽの根っこから切り取ります!骨も軟骨なので割と簡単に切れます。

切り終わったしっぽにも毒はあるので、すぐ深くに埋めるなどして処理してください。

しっぽ切った後

エイ肝の毒性

エイ肝。ごま油と塩のシンプル料理

最初にいっておくとエイ肝は美味しく頂くことができます。

ですが、 エイの肝を食べる場合には

ビタミンAの過剰摂取による中毒

に気を付けなければいけません。

ビタミンAの過剰摂取になると、頭痛、めまい、吐き気、腹痛を起こし、数日後には皮膚が剥がれることもあります。

最悪 、死亡することもあるのでエイ肝も食べすぎはやめましょう。

ちなみにどのくらい食べるとやばいのかを調べてみると、

一般的に食べられる食材でビタミンAが多いといわれる鶏レバー(生)には100g当たり14000RE( レチノール当量 )が含まれているとなっています。

ビタミンAの過剰摂取などにはこのRE ( レチノール当量 ) という単位が使用されていて、 健康的な男性の一日におけるREの耐用上限量(害がない範囲)は2700REという数値になっています。

耐用上限量は2700REとされていますが、毎日7500REを超えるビタミンAを6年間取り続けると毒というふうにも書かれているので、たまにちょっと食べるくらいでは問題は起きないと思われます。

エイの肝にはどれだけビタミンAが含まれているのかはわかりませんが、もし鶏レバーと同じと仮定するとたま~に50gぐらいを上品に食べるぐらいだと問題はないのかな?とは思います。

※本当はもっと食べても大丈夫だとは思いますが、安全第一の量で。僕はエイ肝の刺身を100g食べても問題なかったのですが、個人差もあるので自己責任で安全に美味しく食べられる量は考えましょう。

美味しいので食べたくなる気持ちはありますが、冷凍保存を駆使しながら美味しく頂いてください!

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まとめ

以上、アカエイについてのまとめでした!

気を付けて処理できれば美味しく食べることのできる魚なので、僕はこれからも持って帰ると思います!

アカエイのしっぽの毒針を処理する場合は自己責任になってしまうので、細心の注意を払って行いましょう!



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