投げ竿ではエントリーモデルとして使いやすく手に入れやすいプライムサーフもよいですが、投げ釣りをしていく中でちょっと良い投げ竿を使ってみたいと感じてくる方もいるのではないでしょうか?
そこで今回はエントリーモデルから一歩抜け出して、もっと投げ釣りの幅を広げてくれるサーフゲイザーを実際に2年以上使用して感じた使用感とレビューをまとめていきたいと思います!
結果から言うと、2年以上使用してみてサーフゲイザーはおすすめできる投げ竿になります!
本記事でサーフゲイザーの型番の選び方からメリット、デメリットまでをまとめているので購入を考えている方はよければ参考にしてみてください!
おすすめの理由も含めてさっそく見ていこう!
サーフゲイザーの型番
サーフゲイザーにはいくつか型があり、「サーフゲイザー425CX」 というように書かれています。
この後ろに続く425などの数字は釣竿の全長、CXなどの文字は竿の固さ(標準の錘負荷)のことを指しています。
釣り竿の長さはそのままだから分かりやすいね!竿の硬さのCXなどはどのぐらいを指すんだろう?
竿の硬さはBX、CX、DX、EX…と多くの種類があり、アルファベットが後になればなるほど柔らかい竿(標準の錘負荷が軽くなる)になっていきます。(以下、一例の表を参照)
BX | CX | DX | EX | |
---|---|---|---|---|
標準の鉛負荷 | 30~33号程度 | 27~30号程度 | 25~28号程度 | 23~26号程度 |
上記のことから「サーフゲイザー425CX」の場合は全長が4.25m、基本の鉛負荷は27~30号であるというようになります。
全長が長ければ長いほど遠心力を活かして飛距離が伸びやすく、鉛負荷が高い竿ほど重いオモリが使用できるので飛距離が伸びやすい、というように言われていますがその分取扱いが難しくなります。
体格や力、体の使い方などの個人差で取り扱いやすさは変わってきますが、「サーフゲイザー425CX」 が一番ベーシックでしょう!
すこし長めだけど、スタンダードな竿の硬さでバランスがいいよ!
この部分は自分の体格や好みもあるので、もう少し竿を短く軽いオモリを扱いたい場合は「サーフゲイザー405EX」を、オモリを重くして飛距離を伸ばしたい場合は「サーフゲイザー425BX」を選択するとよいでしょう!
一番ベーシックなのはサーフゲイザー425CX!そこから好みに合わせて考えよう!
サーフゲイザーのメリット
ここからはまずサーフゲイザーのメリットから見ていきたいと思います!
主に感じたメリットは以下の3点です。
・飛距離が出る
・ガイドがしっかりしているのでPEラインを気兼ねなく使える
・見た目がよい
詳しく見ていきます。
飛距離が出る
やはり大きなメリットとして何と言っても飛距離が出ます!
まずサーフゲイザーは並継の竿になるので振出の竿より飛距離が出ます。
さらにカーボンテープをX状に巻き付ける作りや、竿のネジレを抑制する構造になっているため、ロッドの曲がりを意図した方向に向けやすく、狙った方向に効率よく力を伝えて遠投がしやすくなる工夫がされています!
一度投げてみるとやはり振出の竿との違いを感じるよ!
この遠投感は振出竿では出しづらく、並継竿のサーフゲイザーなどでないと味わえないと感じるほど気持ちいい飛びです!
ガイドがしっかりしているのでPEラインを気兼ねなく使える
釣り糸を通す部分をガイドと言うのですが、サーフゲイザーはトップガイド(先端のガイド)はSic、その他ガイドはアルコナイトを使用しています!
投げ釣りではPEラインが使用されます。
PEラインは飛距離が伸びやすく、感度も高いから投げ釣りにはピッタリなラインだよ!
ただし、このPEラインは細いがゆえに勢いよくガイドをこすり続けることでだんだんとガイドに割れ目や傷が入ることがあります。
ガイドに傷が入ってしまうと、PEラインを痛める原因にもなりますし、摩擦が増えて飛距離が伸びなくなる原因にもなります。
これを防いでくれるのがSicガイドになります。
Sicガイドは強度が高く、傷が入りにくい、放熱性が高くラインを熱で痛めにくいというメリットがありますが、少々高価です。
ですのでサーフゲイザーではトップガイドにのみSicガイドを使用しています!
一番ラインとの接触が多いのはトップガイドだからね!トップガイドがSicなのは安心できる!
一方アルコナイトはSicに比べると強度、放熱性は一歩劣りますが実用性は十分でSicよりも安価な特徴があります。
ラインとの接触が特に多いトップガイド以外はこのアルコナイトのガイドにすることによって、サーフゲイザーでは費用を抑えつつも十分な実用性を実現しています!
Sicガイドやアルコナイトガイドを使用するとハードガイドに比べて値段が上がってしまうので、これもエントリーモデルにはない大きな利点になります!
見た目がよい
これは個人的な意見なので、メリットとしていいかどうかは人によると思いますが見た目はよいと思っています!
深い光沢のある青で、カーボンテープをX状に巻き付けているためかその模様が見て取れます。(画像では少し見ずらいかもしれませんが)
デザインもよく、存在感があるので個人的にも気に入っています。
サーフゲイザーのデメリット
次にサーフゲイザーのデメリットも見ていきます!
主に感じたデメリットは以下の2点です。
・価格が少し高い
・並継なので振出の竿よりかさばる
詳しく見ていきます。
価格が少し高い
サーフゲイザーはエントリーモデルから一歩抜け出した投げ竿になります。
その分、やはり価格は少し高いです。
それでもまだ高価な投げ竿(以下はキススペシャル)はいくつもあるので、それと比べれば求めやすい価格で実用性も高いです!
キススペシャルはかなり高価な竿だからちょっと極端かもしれないけど、、、!
実用性と価格のバランスを考えると、サーフゲイザーのコスパはよいと思います!
並継なので振出の竿よりかさばる
振出の竿であれば縮めて収納することができるので持ち運びしやすく、収納のスペースも竿1本分で十分です。
しかしサーフゲイザーは並継の竿ですので、しまう時は3本に分解して束ねて持ち運ぶことになります。
並継の竿は飛距離が出しやすいなど機能面では利点がありますが、収納や持ち運びの点は振出の竿には及びません。
振出の竿と比べるとかさばってしまうのはしょうがない!
竿先もそのまま露出するので、せめてセミハードケースに入れるとよいでしょう!
並継の竿は仕舞寸法も長くなりやすいので、仕舞寸法に合ったサイズのセミハードケースを選ぶ点は注意が必要です!
実際の使用感
実際使ってみて、不満な点はありません!
持ち運びは振出の竿よりもかさばりますが、セミハードケースに入れておけば全く問題ありません!
やはり遠投性能に優れているので、エントリーモデルのプライムサーフと比べると飛距離に違いがあり、より遠くのポイントを探ることが可能です!
遠投のおかげかは分かりませんが、82cmのアナゴを釣ることもできました!
サーフゲイザーの初釣行でこれが釣れた時は驚いたね!
エントリーモデルから一歩抜け出した投げ感、飛距離を出せるサーフゲイザーは投げ釣りをより楽しむことができるのでおすすめの投げ竿です!
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