東京湾奥の魚は食べれたものじゃないという話をよく聞きます。
ということで、今回は豊洲ぐるり公園で釣ったクロダイを食べてみることにしました!
釣った時の記事は以下になります。
豊洲ぐるり公園の海はお世辞にもキレイな海とは言えませんし、クロダイは海の影響で味が左右されやすいとも言われています。
果たして美味しく食べられるのか、、、
釣ったらチェックしたいポイント
魚には個体差があります。
臭いが強い魚もいればそうでない魚もいます。
これを見極める方法として、臭いと色でチェックするのがまずは大きな指針になります!
臭い
魚は多少なりとも生臭さはあります。
この生臭さの他に下水のような臭さ、塩素のような臭さ、廃油のような臭さが混じっている場合があります。
まずこのような臭いが明らかに混ざっているようであれば食べない方がよいので、速やかにリリースしましょう。
あとは釣った瞬間にその場が臭くなるような臭いが強烈な個体の場合もあります。
立っていて距離があるのに臭いがするといったような臭いが強い場合も食べずにリリースしたほうがよいでしょう。
生臭さの他に異臭が混ざっていないか、臭いが強すぎないかのチェックを最初にしよう!
今回湾奥で釣ったクロダイはしゃがんで近づいても臭いがするといったことはなく、近づいて臭いをかいでも生臭さの他に明らかに気になる臭いはしませんでした!
個体にもよるので、毎回チェックするようにしましょう!
色
魚には居つきと呼ばれるものと回遊と呼ばれるものがあります。
居つきと呼ばれるものは湾奥の近くにずっと住んでいるような魚で、居つきの魚は臭いが強い傾向があります。
そしてこの居つきは水質の影響なのか、浅場で日光に当たりやすいからか色が黒いことが多いです。
明らかにどす黒いような個体はリリースしたほうがよいでしょう。
今回釣ったクロダイは少し背中側が黒いですが、このぐらいであれば範疇内としました!
臭いと色で総合的に判断するようにしよう!
東京湾奥で釣ったクロダイを食べる
今回釣ったクロダイは臭いと色で食べても大丈夫と判断したので、その場で締めと血抜きを行い、クーラーボックスで冷やして持ち帰りました!
今回釣れたのは37cmのクロダイです。
家に帰ったらすぐ内臓とエラを外して血合いを綺麗に洗います。
この状態で臭いをチェックしてみても魚の生臭さの他には気になるような臭いは感じませんでした!
このまま三枚おろしにしていきます。
身も綺麗!
三枚おろしにしたら、腹骨部分と血合い骨がはいっている部分は切り落として柵にします。
頭も二つにわって綺麗に洗います。
頭も身も一応臭いを取るために全体に強めに塩をまぶして、ザルにおいて冷蔵庫で10分ほど置きました。
10分ほど冷蔵庫でおいたら流水で塩を洗い流して、キッチンペーパーで水気をふきとります。
水で洗って旨味が逃げる事より、臭みが残る方が嫌なので丁寧に洗います!
ここまでで下処理は完了です!
頭の塩焼き
頭は塩焼きにします!
味付けの塩コショウをふったらフライパンでいい感じの焦げ目がつくまで焼いたら完成!
いただいてみると、、、特に臭いもなく美味しい!
ただ、クロダイ特有の身質なのか洗いすぎたのか少し身が水っぽい感じです。
わざわざ塩焼きにするよりも美味しい食べ方がありそう、、、
ただほほ肉は結構締まっていて美味しく、目玉もぷるぷるで美味しく食べることができました!
ムニエル
身の方はムニエルにしていきます。
クロダイと言えばムニエルといったイメージが勝手ながらあります。
多めのオリーブオイルとニンニクで皮目はしっかり目に焼いて焦げ目を付けます。
裏面も焼いたら身は皿にとっておいて、そのままのフライパンにたっぷりのバターとレモン、塩を入れて少し煮詰めます。
煮詰めたソースを身にかけて、コショウもかけたらレモンソースのムニエル完成!
いただいてみると、、、旨い!!!
塩焼きでは水っぽかったのですが、しっかりと焼くことでふわっとしっとりとしていてムニエルにぴったりの身質だと思います!
レモンソースでさっぱりと食べることができることと、臭い消しの効果もあるので全く臭みなどはありません。
これは大成功!クロダイはムニエルにぴったりだと思います!
皮もしっかりと焦げ目がつくまで焼くことでとても美味しく食べられました!
結論:食える!
今回の個体は何の問題もなく美味しく食べることができました!
ただし個体によっては差があると思うので、釣った時に臭いと色で総合的に判断して食べれるかどうかは毎回チェックしたほうがよいでしょう。
個体差はあるかもしれないけど、東京湾奥で釣れた魚でも美味しく食べることができました!
釣ったらすぐ締めと血抜きをすること、内臓も早めに出すこと、塩で臭みをとる等の下処理をちゃんと行えば湾奥の魚も美味しく食べることができると思います!
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