釣り竿には硬さというものがあり、柔らかければ軽い力でもよくしなり、硬ければ抵抗が大きくしなりにくい特性があります。
今までなんとなく当たり障りのない硬さの竿を使っていましたが、柔らかいと何がいいのか、硬いと何がいいのかなどを割りと知らなかったので色々調べてみました。
販売されている釣り竿を見てみると販売ページなどにMLとかLとか書かれています。
参考リンクですが以下の商品はMLと表記されていますね。
このMLやMといった表記が竿の硬さを示しています。
一般的には以下のようになっていて、上に行くほど柔らかく、下に行くほど硬くなります。
UL → ウルトラライト
L → ライト
ML → ミディアムライト
M → ミディアム
MH → ミディアムヘビー
H → ヘビー
XH → エクストラヘビー
ですが、すべての竿に上記の表記がされているわけではなく、メーカーによっても固さの基準がまちまちだったりするので趣味で釣りをするのであればどんな釣りをメインにしたいかを決めて、参考程度に選ぶのがいいと思います。
ちなみにこの表記で表す釣り竿はルアーロッドや万能竿に多いので、ルアーでの釣りやちょい投げ、落とし込み、船釣りなどをメインにした釣りをしたい人向けの硬さの選び方の記事になります。
投げ竿になってくると、シマノだったらDX、CX、BXなんていう文字で表したり、こういう文字がなくても「錘負荷(号):20.-30」というった表記で書かれたりします。
投げ竿についてはまた別途まとめようと思います。
竿の硬さの選び方は結局何を釣りたいか
結局はわかり切っていましたが対象魚によって最適な硬さが変わるということ、、、
これだけだと味気ないので、どんな時に柔らかい竿が、硬い竿が選ばれるかの基準になりそうな部分をまとめます。
柔らかい竿のメリット、デメリット
柔らかい竿のメリットとして、軽いルアーやワームを扱う際に細かなアクションを行うことができたり、小さなアタリも感じることができます。
また、柔らかく曲がることで魚が掛かったときには魚に合わせてしなってくれるので魚の口が裂けて逃げられるといったことも少なくなると考えられます。
アジをワームで狙う釣りのアジングでは軽い仕掛け1g~3g程度を使用するので感度が良いULが好まれます。
メバルをワームで狙うメバリングなど、魚を引き抜くパワーも少しはほしい場合などでは2g~7gを扱える汎用性があるLを使用したりします。
柔らかい竿のデメリットは軽いルアーでの繊細なアタリを得意とするので、遠投が得意でない、大型の魚を釣るときにはパワー不足を感じるといったところです。
柔らかい竿は軽いルアーやワームを使用して遠投が必要ない釣りを行うときに選ぶと良いでしょう。
硬い竿のメリットデメリット
硬い竿のメリットはある程度重いルアーを扱うことができるので遠投ができ、より広い範囲の魚を狙うことができる、ふいに大物が掛かってきた場合でも負けることなくやりとりができるといったところでしょう。
また、変にしなることもなくイメージ通りに動いてくれるので、テンポ良く釣りが楽しめるのも魅力の一つかもしれません。
基本的にはML、Mぐらいのロッドがあれば汎用的に使えて困ることもほぼ無く、硬さもイメージに近く扱いやすいので、取り回しもよく初心者にもおススメです!
MLやM程度あれば20g前後ルアーも問題なく投げれるので飛距離も十分出ますし、シーバス、ヒラメなんかとも十分やり取りできます。
MH以上はさらに重いルアーを付けて遠投したい、大物狙いでやり取りしたい場合は選択対象になりますが、慣れないとうまく遠投できなかったり、重いものを扱うので疲れたり少し大変です。
硬い竿のデメリットとしては軽いルアーやワームでの釣りには不向きといったところです。
ワームが軽すぎてアクションも上手くできず、小さなアタリも分からなくなってしまい繊細さが求められる場合には向いていません。
初めての1本や汎用的に使いたいならMLかMがおススメ
汎用的に使用したい場合におススメな竿の硬さはML、M辺りです。
以下は値段も手ごろで1本あれば大体対応できる万能竿なのでおススメです!僕もほぼメインで使用しています。
逆に、アジングを始めたい!メバリングを始めたい!といった場合はULやLを選ぶといった選び方になります。
自分のしたい釣りのスタイルを考えて、竿の硬さを選びましょう!
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