先日、実家に帰ったら倉庫からこんなものが出てきました。
どれだけ放置されたのか分からない包丁!
見事な錆び!
家にあった砥石で軽く砥いでみたので、刃の部分の錆びは取れていますが掘り出した直後は全部錆びてました、、、
錆びていますがしっかりと手入れをすればまだまだ使えるということで、今回はこの包丁をピカピカになるまで磨いて復活させようと思います!
包丁の材質による違い
まず、軽く包丁の材質によってどのような違いがあるかを軽く見ておきましょう!
包丁に主に使われる材質は3種類でそれぞれ特徴があります。
鋼 | ステンレス | セラミック | |
切れ味 | 非常に良い | 良い | 良い |
錆びやすさ | 錆びやすい | 錆びにくい | 錆びない |
砥ぎやすさ | 砥ぎやすい | 砥ぎづらい | 砥石では砥げない |
軽さ | 重め | 重め | 非常に軽い |
あくまでざっくりになりますが、大きく分けると上記のような特徴を持ちます!
最近は家庭用包丁では錆びにくく、切れ味もよいステンレスが主流となっています。
それでもやはり鋼の包丁の切れ味の良さは魅力的です!
捌きづらい魚でもしっかりと砥いだ鋼の包丁だったらかなりやりやすい!
今回磨きなおす包丁はかなり錆びているので、鋼でできた包丁だと思われます!
鋼の包丁はこのように錆びやすいですが、しっかりと砥ぐことで切れ味のよい包丁になることが期待できます!
表面の錆びを落とす
まずは大雑把な錆びを落としていきます。
まずサビトールを使います!
サビトールを使い、消しゴムの要領でゴシゴシと包丁をこすります!
これでおおよその錆びを気持ちいいほど落とすことができます!
サビトールで磨く前
サビトールで磨いた後
これだけでかなり見違えた!!
深く浸食した錆びは落としにくいですが、表面についている茶色い錆びはこれで綺麗に落ちます!
まずはサビトールで表面の錆びを全て落としましょう!
浸食した錆びを落とす
表面の錆びを落とし終わったら、次は深い錆びを落としていきます!
と言っても浸食した黒い錆びはなかなか取るのは難しいのでほどほどにしておきましょう!
完全に落とさなくても害はないよ!ある程度落としたらOK!
深い錆びを落とすにはサンドペーパーを使用します!
用意するサンドペーパーは#60、#120、#240の三枚種類程度があればよいので、以下のようなセットが良いでしょう!
番手が小さい#60からひたすら包丁を磨いていきます!
#60→#120→#240と番手を上げてひたすら磨いてください!
サンドペーパーで磨き終わるとこんな感じです!
磨く前よりシルバーの色が綺麗にでてきたね!
深追いすればキリがないので、ある程度磨いたらこの工程は良しとしましょう!
砥石で砥ぐ
あとは砥石で砥いで刃を付けます!
砥石の番手は1000番があれば十分です!
このとき刃の部分に欠けがあるかどうかをチェックして、欠けた部分が綺麗になくなるまで砥いでください。
今回は1mmほどの刃の欠けがいくつかあるから、それが消えるまで砥いでいくよ!
画像では「キング砥石 #1000」を使っていますが、「シャプトン 刃の黒幕 オレンジ 中砥 #1000」が水に浸す手間も不要なのでおすすめです!
どちらの砥石でも構いませんが、「キング砥石 #1000」か「シャプトン 刃の黒幕 オレンジ 中砥 #1000」をおすすめします!
もし持っていれば、もっと番手の低い#3000などの砥石で仕上げてもいいよ!
今回は「ナニワ(NANIWA) #3000 仕上砥石」で仕上げをしました!
これで錆びた包丁のメンテナンスは完了です!
おつかれさまでした!
今回の包丁は大きいこともあり、ここまで2時間半ほどかかりました、、、
ですがおかげでかなり切れ味のよい包丁として復活させることができました!
もし、錆びた包丁がある場合はこのようにして復活させてあげてみてください!
硬い魚や捌きにくい魚も綺麗に捌けるおすすめ包丁の紹介もしているので、こちらの記事も参考にしてみてください!
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