ライン(釣り糸)の感度とは?ナイロン、フロロ、PEの感度の差は?

釣り糸を選ぶときの一要素として感度というものがあります。

釣り方によって感度はあまり重視していない場合や、逆に感度から得る情報を駆使して釣果を伸ばす場合などがあります。

感度に関してはロッド(釣り竿)も大きく関わってくるのですが、今回はラインに焦点を当ててみていきます!

この感度ですが、高いことで大きなメリットもありますが感度が高いためのデメリットというのも存在します。

本記事では感度が釣りに及ぼす影響やナイロン、フロロ、PEの感度の違いを見ていきます!

ライン(釣り糸)の感度とは?

そもそもラインの感度が良いとはどういうことなのかをもう一度考えてみます。

仕掛けを投げた後にラインの先の重りが何かに当たった、魚がつついている、魚が食いついたなどの情報が ライン-ロッド-手元 という流れで衝撃として届きます。

このラインの先で起こった現象の衝撃が手元に届けば届くほど感度が良い、感度が高いと言われます。

魚がつついているという情報が手元に届かないラインよりは、手元に届くラインの方が感度が良いということです!

ではどのような理由で感度に差がでるのでしょうか?

ラインの感度を決めるのは伸縮性

ラインと言っても様々な種類があり、引っ張れば伸びるラインもあれば引っ張ってもあまり伸びないラインもあります。

この引っ張ったときに伸びるか伸びないかが感度を決める大きな要因で、一般的に引っ張って伸びるラインは感度が低く、引っ張って伸びないラインは感度が高いと言われます。

引っ張って伸びるラインの場合、魚が仕掛けをつついている時など少し糸が引っ張られることで衝撃が発生するのですが、この衝撃をラインが伸びることで吸収してしまい手元まで届かないといったことがあるからです。

次はラインの素材ごとの伸縮性を見ていきます。

ナイロンラインの伸縮性

素材のナイロンとしては乾いた状態だと30%~45%ほど伸びるようです。

釣り糸ナイロンラインの伸びに関しては、種類や品質で差がでるのですが大体25~30%程度と考えられます。

イメージよりは結構伸びている感じがしますね!

100mの釣り糸を切れるギリギリまで引っ張ったとすると130mぐらいまでは伸びるぐらい伸縮性が高いという感じです。


フロロカーボンラインの伸縮性

フロロカーボンラインはポリフッ化ビニリデンという素材でできています。

ナイロンよりは伸びが悪く、大体フロロカーボンラインの伸びは20%程度と見ておけばよさそうです!

フロロカーボンラインはナイロンラインより硬いので伸びている感覚もナイロンほど感じないと言われていますが、それでも結構伸びている感じがありますね。


PEラインの伸縮性

PEラインはポリエチレンでできています。

PEラインはかなり伸びにくい素材で、伸びも3%~5%程度となります。

ナイロン、フロロを比べると圧倒的に伸びないことが分かります!


伸び率は ナイロン > フロロ > PEライン

一般的に釣り糸の伸び率は ナイロン(30%程度) > フロロ(20%程度) > PEライン(5%程度) と考えて大丈夫です。

感度の観点からみると一番伸びるナイロンラインは感度が悪く、PEラインは感度が良いと言えます。

数値だけで見ると、PEラインの方がナイロンラインより6倍~10倍ほど感度が良いということになります!(もちろん他の要素が絡むので単純に感度が10倍になる!というわけではないですが、、、)

感度が良いPEラインが最強か??

では、感度が良いPEラインが最強なのか??と言われると答えはNOです。

感度が良いというのはメリットもあるのですが、デメリットもあります。

例えば 感度が良い = 伸び率が低い ということなので、いきなり強い引きなどの衝撃が掛かった場合などは、伸びが悪いために衝撃を吸収することができずあっけなく切れる場合がある。

魚が餌をつついたときにラインが伸びない事により魚に違和感を与える可能性がある。

などなど、、、

結局はラインの素材でそれぞれの個性があるので、どれが一概に良いとは言えないのです。

スタイルや対象魚でラインを選択するのが一番賢いやり方です。

どんな釣りをしたいかでおススメのラインを以下の記事にまとめているので、是非参考にしてみてください。

それぞれの得意分野、不得意なことがあるので得意な部分を活かせるような選択をしましょう!



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