意外とリールの糸の巻き方が分からない、下巻きって何!?と言う方も多いのではないでしょうか?
意外と知らないかも、、、
今回はリールの糸(ライン)の巻き方と下巻き(下糸)についてをまとめていきます!
・リールの下巻き(下糸)とは
・リールの糸(ライン)の巻き方
初心者の方でも分かるように詳しくまとめているので、よければ参考にしてください!
リールの糸は、経年劣化して切れやすくなった、短くなって飛距離に支障が出てきたと感じたら巻き換え時になります!
糸の替え時だと思った時も参考にして巻きなおしてみてね!
リールの下巻き(下糸)とは
そもそも下巻き(下糸)って何??
リールに糸を巻く時に下巻きという言葉が出てくるのですが、実は下巻き(下糸)が不要な時と必要な時があります。
ラインは大きく分けてナイロンライン、フロロライン、PEラインの3種類があり、それぞれ特徴があります。
どのラインを使うかによって下巻き(下糸)の要不要があるので、詳しく見ていきます!
下巻き(下糸)が不要なとき
下巻きはそもそもPEラインを使う時に行います。
ですのでメインでナイロンライン、フロロラインを使う場合は下巻きは考えなくてもOK(不要)です!
下巻きをするのはPEラインの時だけなんだね!
PEラインは特性上、少し扱いにくい糸なので、ある程度釣りに慣れてきてから使ったほうがストレスもなくよいと思います。
釣りをこれから始める方や初心者の方には基本、「ダイワ(DAIWA) ナイロンライン ジャストロンDPLS 3号」のようなナイロンラインが安くて使いやすいのでおすすめです!
色は見やすいイエロー、太さは3号がオールラウンドに使えるのでよいでしょう!
ナイロンライン、フロロライン、PEラインのそれぞれの特徴についてや、選び方などは以下の記事にもまとめているので、興味があれば参考にしてみてください!
下巻き(下糸)が必要なとき
メインでPEラインを使う場合は下巻きのことも考えてみましょう!
下巻き(下糸)は、リールに本命の糸(PEライン)を巻く前にリールに別の糸(主にナイロンライン)を巻いておくことを指します!
2種類の糸をリールに巻くんだね!
この下巻き(下糸)は必須ではないのですがPEラインを使用する場合、基本的に下巻きをして使うことをおすすめします。
PEラインは「シマノ(SHIMANO) PEライン ピットブル 4本編み」が価格も比較的安くて使い心地もよいのでおすすめです!
太さは対象魚によって変わりますが、1号が一番オールラウンドに使えます!
下巻きをすることによってどんなメリットがあるのかな?
では次に下巻き(下糸)をするメリットを見てみましょう!
飛距離を伸ばすため
スプールはその仕様上、糸が少なくなるとスプールの内側の糸が使われるようになってきます。
スプールの内側の糸は出ていく時にスプールに当たる面が多くなりやすく、この摩擦で飛距離が落ちてしまうことから内側の糸はあまり好んで使われません。
このため、安価な糸で下巻きをすることでリールの底上げをしています。
下巻きを巻いてから本命のPEラインを巻き、PEラインが少なくなってきたら下糸の上からまた本命の糸を巻くなどすれば、常にスプールの外側のラインが使えて飛距離を保つことができます!
節約のため
PEラインはナイロンラインと比べると比較的高価です。
実際にリールに巻いた糸の中で使われる糸はせいぜい100m~200mほどです。
高価なPEラインを400mもリールに巻くより、安価な糸を200m巻き、その上にPEラインを200m巻いた方がコスパ的に良いということになります!
下糸が見え始めてきたらまたPEラインだけを張り替えることで、無駄なく、先ほど説明した飛距離の面でも有利ということになります!
下巻きをすることでPEラインの替え時の目安にもなる!
リールの糸(ライン)の巻き方
ここからリールの糸(ライン)の巻き方について書いていきます!
ナイロンライン、フロロライン、PEラインどの糸でも基本は同じですので、この通りに行ってください!
リールの糸巻き量を調べる
まずは糸を張り替えるリールはどのくらい糸が巻けるかを把握します。
調べ方はリールのメーカーサイトや説明書などのスペック欄に書いてあることがほとんどなのでそこをチェックするのが確実です!
もっと簡単なのはリールの横(スプール)などに画像のような文字が書いてあるか見てみましょう。
この文字をよく読むと、
- 12lb-200m
- 16lb-150m
- PE1.5号‐300m
のように書かれていることが分かります!
これがどのラインが何m巻けるかの目安だよ!
「12lb」「16lb」はナイロンライン、フロロラインの目安、「PE」はPEラインの目安です。
12lb=3号のことなので、ナイロンライン3号であれば200m巻くことができる、PEライン1.5号であれば300m巻くことができると判断できます。
まずはどの糸がどのくらい巻けるのかをこのようにして把握しておきます!
下巻き(下糸)の量を決める※PEライン限定
ここはPEラインをメインラインとして、下巻きをする場合に必要です。
PEラインは基本的に200mもあれば十分なので、PEラインは200m巻くとして、逆算して下巻き(下糸)の量を決めます!
理想はPEラインを200m巻いたときにちょうどスプールの9.5割ぐらいで巻き終わるぐらいを目指しましょう。
スプールぎりぎりすぎても糸が溢れちゃうからね!
下巻きの量を計算するには以下のサイトが便利です!
試しに先ほど分かった情報と、巻きたいラインの情報をこのサイトに入力して下巻きの量を計算してみます!
- PEライン1号を200m巻く
- 下巻きはナイロンライン3号を使う
想定でやってみます。
「リールに巻けるラインの太さ」「リールに巻けるラインの長さ」は先ほど調べて分かった目安(PE1.5号が300m)を入力。
「巻きたいラインの太さ」「巻きたいラインの長さ」はPEライン1号を200mで入力。
「下巻きするラインの太さ」はナイロン3号を入力。
これで「計算」ボタンをぽちっとすると下巻きの量が出てきます!
今回の例でいうと下巻きを「89m」すればちょうどのようですね!
ただ、10%~20%少なめに巻くことが推奨されているので、少なめの「80m」ほど巻けばちょうどよさそうということが分かりました!
糸(ライン)を巻く
ここまで来れば実際に巻いていくだけなので余裕です!
既に不要な糸が巻いてある場合はスプールから外しておきましょう。
まず、スプールに糸(ライン)を結びます。※PEラインの場合は下巻き用のラインを結ぶ
この時、ベールを起こしてから糸を結ばないと巻く段階で巻けなくなってもう一度やりなおし、、、となってしまうのでベールは起こしておきます。
ベールは画像下側に写っているカシャカシャ動かせる部分です。
結び方は固結びでOKです!
弛みがでないように結んで、余計な糸は切ってセロハンテープでしっかりと留めておきます。
セロハンテーブで留めておかないとくるくる回ってめんどくさいよ(笑)
結んだらベールを戻して、なんでもいいので釣り竿にセットします。
そこで濡れた布巾で写真のように糸と釣竿を軽く握ります。
少し見えずらいですが、釣り竿と黄色のラインを一緒にタオルで掴んで握っているのが分かると思います!
このまま握る力を調整して糸がピンと張った状態を保ちながら、ラインを巻いていきましょう!
ナイロンラインやフロロラインをメインで使う場合は、このままスプールの9.5割ぐらいにくるまで巻き続ければOKです!
ナイロンライン、フロロラインの場合はこれで終わりだよ!
PEラインの場合は下巻きの分を巻き終わったら下糸とPEラインを結び、余計な糸は切りましょう!
下の画像では下糸(黄色)とPEライン(灰色)を電車結びで結んでいます。(詳しい結び方はリンクから)
あとは先程と同じく濡れた布巾で糸を張りながら、リールの9.5割ぐらいまで巻き取れば完成です!
ここまででPEラインの巻き方も完了になります!
新しいラインで気持ちよく釣りを楽しんでください!
おすすめのリールをまとめた記事もあるので、よければこちらも参考にしてみてください!
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