画像も多く、長くなってしまうのでアカエイの身の食べ方と肝の食べ方で記事を分けています。
エイ肝の食べ方は以下記事を参考にしてみてください!
釣りをしているとアカエイに出会うことがちょくちょくあります!
アカエイを釣りたい方はご参考に(笑)
アカエイは意外と美味しいと聞いていたので持って帰って食べてみることに!
以下、注意点や下処理から料理までのまとめです!
ちなみに楽天市場でアカエイの身と肝を買うこともできます。(希望すれば肝を付けてくれるみたいです)
どうしても一度食べてみたい!という方は試してみてもいいかも?
アカエイを釣った時の注意点
アカエイを釣った場合は注意しないといけないことがあります!
持ち帰る場合は処理の順番と注意することをまとめておくので、絶対にこの順番で処理をしてください!※危険ですので、自己責任でお願いします。
アカエイは危険な魚としても知られているぐらい危ないよ!
注意して作業してね!自信がなければ無理にやらずに逃がした方が安全だよ!
下処理1:しっぽの処理
まずはしっぽの処理を行います。
しっぽの真ん中付近に生えている棘には毒があります。
神経を破壊していくタンパク毒で、最悪アナフィラキシーショックで死ぬほどの毒性があります。
死ななかったとしても激痛が一か月続くなどの症状が発生するので、絶対にしっぽのほうに安易に近寄ってはいけません。
またアカエイの歯はとても強力で貝をも砕くので口も触らないようにしましょう!
尻尾の処理方法として、まずはアカエイを白いお腹の方にひっくり返します。
頭側から近づいて、画像で囲ってある場所( 噴水孔 )を掴んでぐるっと裏側にひっくり返します。
ひっくり返したらしっぽを踏みつけて動かないようにし、ナイフや鋏でしっぽの根っこから切り取ります!
エイは骨も軟骨なので割と簡単に切れます。
切り終わったしっぽにも毒はあるので、すぐ深くに埋めるなどして処理してください。
ひっくり返すのが難しい場合はこの向きでしっぽを切っても良いですが、しっぽを振られると危ないので気を付けて行うようにしてください。
ここまでが危険だよ!最新の注意をはらって処理しよう!
下処理2:締めと血抜き
美味しく食べるためには絞めて、血抜きが必須です。
締め方は噴水孔の間のちょっと下をナイフで突き刺します。
バタバタとヒレを動かして動かなくなったら上手く行っています。
少しかわいそうですが、美味しく食べるために締めはしっかり行いましょう!
このまま洗っても血は抜けますが、より血抜きをしっかり行う場合は裏面にあるエラに切り込みを入れます。
黒丸の部分がエラで、画像ではエラを切ってあります。
ここを切ったら血が出てくるのでそのまま海水につけてザブザブと洗いましょう。
ある程度血が出なくなるまで3分くらい洗ったら血抜きもOKです!
下処理3:解体
血抜きを完全に済ませたらこのままクーラーに入れて持って帰ってもOKです!
もしその場で解体できるのであればその場で解体してしまってもよいでしょう!
ヒレ部分を切り落とすのと、肛門からナイフを入れて肝を取り出します。
ヒレと肝は別々のビニール袋などに入れて、すぐクーラーボックスに入れましょう。
残った部分は食べないので、深く埋めるか別途クーラーなどに入れて持ち帰って処理します!
アカエイはヒレと肝が食べられる部分なんだね!
アカエイの調理方法
家に着いたら早めに調理にとりかかりましょう!
エイは構造上、時間が経つとアンモニアが発生してしまうので、、、
アンモニアを発生させないための考察もしてみたので、時間があれば暇つぶしに読んでみてください(笑)
ここからはエイの様々な食べ方を紹介していきます!
下処理
まずは下処理をしていきます!
エイは表面が黒いヌメヌメで覆われているのでスポンジでゴシゴシしながら両面洗い流します。
結構しつこく、特に裏側のヌメリが強いです。
ヌメりが取れるとすこし明るい色になるのでそれでOKです!
結構すべって大変だ~~~!
ヌメりは臭みの原因だから念入りに落としておこう!
皮は別に剥がなくても食べれるので気にならない人は剥がなくても大丈夫です!
僕はなんか裏面の黄色い色が食欲をそそらなかったので裏側だけ剥いでみることにしました。
キッチンペーパーで滑らないようにすれば手でバリバリ剥いでいけます。
ここまでで下処理は完了です!
から揚げ
下処理をした身をぶつ切りにして
醤油:みりん:酒を2:1:1の秘伝の配合(適当)で混ぜ、にんにく、生姜を適当に刻んで入れた漬けだれに入れて冷蔵庫で15分ほど寝かせます。
これに片栗粉を付けてカラッと揚げれば
完成!
揚げすぎてない??
味は結構適当につくった割には普通に美味しいです!
高いポテンシャルを感じるのでもっと上手く揚げることができればかなり美味しくなると思います!
ただ噛み切ったときに見える線上にのびる軟骨でエイの形状を思い出しては食欲が削がれます。。。
一口サイズくらいに切って、から揚げにすればパクパクいけると思います!
エイヒレ
身は居酒屋でおなじみのエイヒレです!
下処理はから揚げと同じく行って、皮は全部はぎとります。
身を好みの大きさに切っていきます。
厚みがある部分は削いで調整しましょう。
大きすぎたり厚すぎても乾燥に時間がかかってしまうので、少し小さ目を意識するといいでしょう!
全て切り終えたら調理酒でざっと洗って、醤油:みりん:酒 :砂糖(1:1:1:1)に生姜一かけを加えた漬けだれに6時間ぐらい漬けておきます。
漬け終わったら水気を軽く切り、揚げ物トレーやザルなどに重ならないように乗せて、ラッブなどはせずに冷蔵庫にいれて乾燥させます。
後は毎日ひっくり返したりして、ムラなく乾燥させて5日ほどたつと
こんな感じにカラカラに!
ちゃんと冷蔵庫に入れていたからか、臭いも発生することはなかったです。
これをグリルの弱火で上下3分ずつくらい炙って、七味マヨにつけてたべます!
炙りすぎてない??
味は旨味がしっかり詰まっていて、噛むと味が出てきます!
臭いなどもなく、軟骨もポリポリとアクセントとして効いています!
味はスルメに近い感じ?ですかね?
ちょっと肉厚すぎたので、今度はもうちょっと薄く削いでつくってみます。
冷蔵庫で簡単に作れるね!
まとめ
エイは予想以上に食べて美味しい魚でした!
見た目や処理の特殊さで敬遠されることも多いかもしれませんが、一度覚えてしまえば美味しく食べることができるので、かなり有用だと思います!
しっぽの毒針と鋭い口に気をつけて、美味しく頂きましょう!
よければエイ肝の記事もよんでみてください!
この記事へのコメントはありません。